医師が簡単にできる3大節税方法

「医師なら誰でも」「資産運用に詳しくなくても」「簡単に」「今すぐ始めることができる」節税方法を紹介します。

まずは反射的に始めるべき3大節税方法。

それは、「ふるさと納税」、「iDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)」、「つみたてNISA(積立NISA)」です。

私の医師仲間達は、やっている人もいればやっていない人もいます。しかし、私の医師ではない職種の友人達は聞くとみんなやっています。

世間の社会人の多くは既に始めています。

それぞれのメリット、デメリットを見ていきましょう。

ふるさと納税

まずは、ふるさと納税です。

日本各地の自治体に寄付をすることです。金額に応じて返礼品がもらえ、寄付した分は確定申告で返ってきます。

2018年度には日本で約296万人が利用し、約2448億円が控除されています。

ふるさと納税に関する現況調査結果

メリット

・日本全国どこでも好きな市・町・村に寄付をすることができます。

・寄付をすると自治体から返礼品をもらえます。

寄付したお金は確定申告をすると返ってきます

収入が多いほど(税金をたくさん払っているほど)、寄付をするとたくさん返ってきます。

・ネット通販と同じような感じで、クレジットカードで納付できます。(ポイントがつきます。)

デメリット

・自己負担分の2000円を払うことになります。

・確定申告で少し手間がかかります。

・年収が少ない場合(あまり税金を払っていない場合)、寄付しても返ってきません。

以上が、メリット、デメリットです。

デメリットはほとんどないことがわかります。

詳しくは下の記事を参照してください。

ふるさと納税で年間20万円分の返礼品を稼ぎましょう。 ふるさと納税は高所得者であればあるほどお得な制度です。 医師はそれなりに所...

iDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)

次に、イデコです。

iDeCo(イデコ=個人型確定拠出年金)は、自分で決めた額(掛金)を積み立てて運用し、60歳以降に受け取る年金です。

公的年金にプラスできる「もうひとつの年金」で、大きな税制優遇が特徴です。

2019年3月の時点で、約121万人が利用しています。

メリット

・掛金が全額所得から控除され、税金が戻ってきます

・運用で得た利益に税金がかかりません

・受け取る時も大きな控除があります。(年金として受け取る場合は「公的年金等控除」、一時金の場合は「退職所得控除」

デメリット

・60歳まで運用している資産を引き出せません。

・資産が減ってしまう可能性もあります。

・口座開設に3000円程度かかってしまいます。

以上が、メリット、デメリットです。

「戻ってくる税金」が医師であれば多いはずです。(収入が高く、税金をたくさん払っているため。)

そのため、万が一資産が少し目減りしたとしても損をする可能性は低いと思われます。

つみたてNISA(積立NISA)

最後に、つみたてNISAです。

つみたてNISA(積立NISA)は、毎年40万円を上限として投資信託を購入し、長期・積立・分散投資を行うシステムです。

普通に証券会社から投資をした場合、投資信託を保有することで得られる 「分配金」、値上がりした後に売却して得る「譲渡益」には20.315%の税金がかかります。

それがつみたてNISAでは、購入した年から20年間非課税というのが特徴です。

2019年12月の時点で、約188万口座に達しています。

メリット

・「分配金」、「譲渡益」が非課税になります。

・非課税期間が20年間と長く、長期・積立・分散投資に向いている制度なので、投資初心者でも利益を得やすい。

金融庁が厳選した投資信託・ETFのみが投資対象なので、投資初心者も銘柄を選びやすい。

・iDeCoと違い、いつでも引き出せます。

・口座開設は無料です。

デメリット

・資産が減ってしまう可能性もあります。

・損失が出た場合、他の口座の利益と相殺すること(損益通算)ができません。例えば、NISA口座では損失が出た一方、普通の口座で利益が出た場合、その利益分だけ税金を払わなければなりません。

・普通の口座なら、損益通算しても控除しきれない損失は、翌年以後3年間は確定申告で控除を受けられますが、NISA口座ではできません。

以上が、メリット、デメリットです。

損失が出た時に損益通算ができないのが大きなデメリットです。

しかし、長期・積立・分散投資なので、大きく稼ぐことは難しいにしても、損をする可能性は低いと思われます。

まとめ

「ふるさと納税」、「iDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)」、「つみたてNISA(積立NISA)」は誰もができる節税方法です、すぐに始めてみましょう。

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