産業医をとって時給5万円以上稼ぐ

医師向けの資格といえば、各種学会の認定医、専門医、指導医、そして学位と数多くあります。

その中で「産業医」は最もコストパフォーマンスが高い資格の一つと私は考えます。

1週間の休み+15〜20万円あれば誰でも取得でき、収入アップに直結するからです。

また、嘱託産業医であれば時給5万円以上稼ぐことができます。

私は医師6年目に産業医大の夏期集中講座を受けて産業医資格を取得し、現在は1社の嘱託産業医をお小遣い稼ぎ程度に行っています。

それでは産業医の取り方から費用対効果について書いていきます。

はじめに

労働者が50人以上いる企業は、産業医を置く義務があると労働安全衛生法で定められています。

50人以上の企業というと日本に約16万ヶ所あります。ちなみに、先生方が勤務されている病院も労働者が50人以上であれば、形式上は産業医を置いているはずです。

そして産業医講習の修了者は約10万人ですが、実働は約3万人と言われています。また、日本の医師数は約32万人です。

つまり、医師全体の3人に1人は産業医資格を持っていても、産業医資格を持つ医師のうち3人に1人しか業務をしていないということになります。そして、医師1人あたり5つの会社の産業医をしているという計算になります。

現在、産業医は売り手市場と考えます。時給に換算するとなかなか良い額で産業医が募集されています。

しかしこれは今のうちです。将来的に必ず産業医の給与は下がります。

なぜなら、少子高齢化・人口減少で企業の数は減る一方、産業医は毎年一定の数増え続けているからです。

取得するなら早い方が良いです。

産業医の取り方

産業医の取り方は、下記の2つです。

  1. 産業医大の夏期集中講座(産業医学基礎研修会集中講座)を受ける。
  2. 日本医師会の研修会(日本医師会認定産業医制度指定研修会)を受ける。

どちらも50単位(=50時間)の講義を修了する必要があります。

1. は6日間で一気に研修を受けることができます。2. は1日ずつコツコツと10日間ほどかけて研修を受けます。

どちらがいいかは人によりますが、私は勤務医で1週間の休みが取れる環境だったため、1の方法で取得しました。

ここからは私が1.の方法で産業医を取ったときのことを書いていきます。

申し込み

産業医科大学のホームページから申し込みをします。

産業医学基礎研修会集中講座

開催の1年以上前から事前登録が開始され、半年前くらいに締め切られます。

正式な研修日程が決まる前から事前登録が開始されますが、研修はだいたい毎年7月の4週目と5週目に行われているようです。

予約は無料なので、事前登録が開始されたらすぐにでも申し込みましょう。申し込みすると、受講登録番号が記載されたメールが届きます。

その後当分音沙汰なく経過しますが、開催4ヶ月ほど前になると、西鉄旅行株式会社から講座を受けるかどうかの意思確認のメールが届きます。記載されているURLから希望日程を含めて申し込みをしましょう。

またしばらくすると、日程の通知・確定、受講料支払いについてのメールが来ます。URLから手続きを完了しましょう。

宿泊について

受講料支払いの頃にはそろそろ現地へ移動手段の確保、ホテルの確保をしたほうが良いです。

ホテルについては、西鉄旅行の宿泊プランに申し込む方法と、自分でホテルを取る方法があります。

西鉄旅行のプランなら、バスで産業医大まで行き帰り送迎つきなのでかなり楽でしょうが、やはり割高です。(1泊約1万円前後?)

私は自分で八幡駅徒歩5分のホテルを予約しました。

HOTEL AZ 北九州八幡店

ここは朝食バイキング付きで5000円以下とかなり安いです。

普通のビジネスホテルですが、新しく清潔なためとても快適に過ごすことができました。

産業医大から折尾駅間は混雑はしますが行き帰り無料のバスが出ているため、特に不自由は感じませんでした。

夏期集中講座について

集中講座の内容については簡単に記載しておきます。

1日目は昼過ぎから開始で、6日目の最終日は12時過ぎに終わります。毎日19時くらいまで講義があるため、夕食が遅くなります。

多くは座学で、ときどき実習という名のグループディスカッションありの講義があります。

テストが全くないので、その場に最初から最後までいるだけで、例え全く講義を聞いていなくても資格が取れてしまいます。(ただし、今後テストが行われるようになる可能性もないことはないといった話を講師の先生が話されていました。)

ホールの椅子はやや座りにくいため、座布団があると助かります。

昼食は、教室に移動して、支給されたお弁当を黙々と食べます。少し異様な雰囲気です。

1週間あっという間に過ぎます。

コストパフォーマンスについて

産業医を取るのにかかった費用(コスト)は、受講料8万円(2019年度からは10万円)+宿泊費2.5万円+交通費4万円+夏休みです。

合計すると金額的には15-20万円くらいでしょう。

夏休みはプライスレスですが、各種専門医を取得するための研修期間と比較すると微々たるものです。

それに対し、嘱託産業医の報酬(パフォーマンス)は月1回、1時間の訪問、従業員数は100人前後とすると5-10万円です。

数時間の業務で元が取れる計算となります。

これがコストパフォーマンスが高いと考える理由です。

産業医報酬について

ネットで検索すると、地域により報酬の額が違うことがわかります。

一例として愛知県医師会の報酬目安を引用しておきます。

嘱託産業医報酬の目安(愛知県医師会)

100人以下の事業所で5万円以上、400人以上で10万円以上(ストレスチェック報酬は別)です。業務自体は、月1回、1時間〜と考えていいと思います。

つまり時給5万円以上は確実です。

多忙な救急当直などと比較すると、なかなか好条件ではないかと思います。

なお、東京の日本橋医師会の報酬目安はこれの1.5倍前後です。東京、しかも日本橋ですから当然でしょうか。

まとめ

産業医はコストパフォーマンスに優れた資格です。

早いうちにとってしまいましょう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする